
僧侶なのになぜスマホ教室?
高齢の方ほど、スマホが必要な時代です
この問いについては、ホームページでも少し触れていますが、あらためて、私の思いをお伝えさせてください。
いま、私たちの生活はインターネット中心へと大きく変わりつつあります。
ご近所づきあいは減り、昔ながらのお店も閉店が相次ぎ、日々の買い物や役所の手続き、病院の予約までもが、すべてスマホの中で行われる時代になりました。
でも本当にスマホが必要なのは、そうした変化に戸惑うことの多い 高齢の方々 なのではないでしょうか。
にもかかわらず、スマホを十分に使いこなせている高齢者は、まだまだ少ないのが現状です。
「お坊さんがスマホ教室?」と不思議に思われるかもしれません。
でも私は、お坊さんだからこそやりたいと思ったのです。
僧侶の原点は、困っている人のそばにいること
昔のお坊さんは、お葬式をする人ではなく、
悩みや不安を抱える人の話を聞き、
心を落ち着ける“場所”や“言葉”をそっと差し出す存在でした。
それが、今の時代ならどうでしょうか?
おそらく一番困っているのは、
「スマホが使えずに、生活のあらゆる場面で不便を感じている方々」です。
だからこそ、私はスマホ教室という形で、
今を生きる人の暮らしの安心と繋がりを支えたいと思っています。
スマホが使えないことで、取り残されてしまう現実
たとえば最近の話です。
● マイナンバー登録のキャンペーンでポイントがもらえるという制度がありましたが、役所の窓口では長時間待たされる人も多くいました。でも、スマホが使えれば、自宅で簡単に手続きができたのです。
● 近所の新しい耳鼻科では、すべての受付や問診票がネット予約制でした。「予約されてますか?」と聞かれて困っていたのは、やはり高齢の方でした。
● ゆうちょ銀行の振込手続きも、今ではスマホアプリでの認証が必須になってきています。スマホが使えないと、銀行手続きすらできない時代です。
● さらに大阪万博では、完全キャッシュレス化が導入され、現金は一切使えません。会場の案内もすべてスマホ。紙の地図は200円もします。
…いまや「スマホが使えないこと」が、そのまま「社会から取り残されること」に繋がっているのです。
高齢の方にこそ、スマホを楽しんでほしい
もちろん、スマホは難しいと感じる方もいます。
でも、難しいからといって、諦める必要はありません。
実際、私のまわりの80歳を超えた方でも、
スマホでレシピを調べて味噌を手作りしたり、
LINEやメールで子や孫と写真を送り合ったり、
ニュースや動画を楽しんだりと、毎日活用されています。
スマホは、生活を豊かにする道具です。
離れて暮らす家族とも、いつでもつながれます。
体調や居場所の確認にも役立ち、安心・安全を守る道具にもなるのです。
「意外と誰にも聞けない」スマホの疑問
スマホのことで困っても、誰にも聞けずにあきらめている方は多いものです。
「いまさら聞くのも恥ずかしい」
「子どもに聞いても、早口でわからない」
「なにをどう調べたらいいのかも分からない」…
こうした声は、高齢の方に限らず、若い人からもよく耳にします。
スマホは便利な反面、悪質な詐欺メールや偽サイトも増えていて、判断が難しい場面も増えています。
それでも、聞ける場所がないのが現実です。
だから私は、お坊さんとして、
こうした困りごとに寄り添える場をつくりたいと思ったのです。
できる範囲で、できることを
私は専門家ではありませんが、ホームページも自作するくらいにはスマホやパソコンを扱っています。
難しい技術や知識はないかもしれません。
でも、だからこそ、同じ目線でわかりやすくお伝えできることもあると思っています。
私にできることなら、何でも提供させていただきたい――
その思いで、スマホ教室をはじめました。
スマホは、人と社会をつなぐ「橋」
スマホ教室の本当の目的は、スマホの使い方を教えることだけではありません。
それ以上に、社会との繋がりをつくることが大切だと感じています。
スマホ教室を通じて、私とつながり、
同じように学ぶ仲間とつながり、
そしてスマホを通して、社会ともつながる。
それはきっと、孤立しがちな現代において、
人と人とのご縁をつなぎ直す、大きな意味を持つことだと思うのです。
僧侶の本当の仕事は、お葬式だけじゃありません。
お坊さんの本来の役目は、
「困っている人を助けること」。
昔のお坊さんは、悩みや苦しみを抱えた人の話を聞き、
生き方の指針をそっと示す“心の支え”でした。
また、読み書きを教えたり、地域をまとめたりする
「暮らしに寄り添う存在」でもありました。
そんな原点を思い出したとき――
今いちばん困っているのは、
「スマホを使いこなせずに、日々の生活で不便を感じている人たち」ではないでしょうか。
病院の予約、行政手続き、家族との連絡…
スマホは、現代の暮らしを支える大切な道具になりました。
でも、「よくわからない」「怖くて触れない」という理由で、
その恩恵を受けられていない人が、まだまだたくさんいます。
だからこそ、今のお坊さんにできることがあると、私は思うのです。
――それが、「スマホ教室」です。
心の相談も、生活の困りごとも、
そしてスマホの悩みも、ぜんぶまるごと寄り添いたい。
それが、いま私が目指す「お坊さんのかたち」です。
スマホ教室のご依頼も承ります
スマホ教室は、お一人からでも、数名のグループでも対応いたします。
ご夫婦での参加、ご近所のお友達と一緒の参加も大歓迎です。
もちろん、高齢の方以外でも、年齢問わずご依頼いただけます。
日時や場所はご相談のうえ、柔軟に対応させていただきます。
「ちょっと聞いてみたいだけなんだけど…」
そんな軽い気持ちでも構いません。
どうぞお気軽にお声がけくださいませ。
ご依頼はこちらから
ご依頼は以下のご相談フォームか、メールか電話から承っております。基本的なスマホの操作ができる方は以下のご相談フォームからご連絡下さいませ。2回目以降の方はメールからご連絡下さいませ。
スマホを使えない方は直接電話でご連絡下さい。

電話での問い合わせ
090-5409-5455
良くある質問 Q&A集
- 勧誘などはありませんか?
-
私は通常の仏教のお寺の僧侶です。ただ、今は特定のお寺に属さず、訪問供養を専門にしているだけです。皆さんもお寺に御朱印をもらいに行ったり祈願をしに行ったりすることがあると思いますが、その際に勧誘されることはありませんよね。それと同じで、勧誘するようなものが何もないのです。また、当然ながら、スマホの授業意外にかかる費用も、販売するようなものもありませんので、どうぞご安心ください^^
- スマホを全く触ったことがないけど、これから始めたいのですが大丈夫ですか?
-
もちろん大丈夫です。
電源の入れ方、タップやスワイプの操作から、ゆっくり丁寧にご説明します。
「恥ずかしいこと」なんて一つもありませんので、安心してご参加くださいね。 - 家族に聞くと怒られてしまうんです…
-
これは一番よく聞く悩みです。
「なんでこんなこともわからないの?」って言われると悲しいですよね。
この教室では、何度聞いても大丈夫。怒る人はいません。
安心して、自分のペースで覚えていきましょう。 - どんなスマホでも大丈夫ですか?
-
はい。iPhone(アイフォーン)でもAndroid(アンドロイド)でも大丈夫です。
お持ちの機種に合わせて丁寧にご案内しますのでご安心ください。 - 全然電話がつながりません
-
ごめんなさい。僧侶の業務や自己修行の合間にスマホの家庭教師を行っていますので、数週間、数か月スマホ教室の活動ができないことがあります。この活動はあくまで、社会貢献の一環として行っておりますので、時に対応できない期間がございます。また、対応人数には限りがありますので、ある一定の人数を超えたら新規の方のご対応をお断りさせて頂くことがあります。あらかじめご了承くださいませ。
- 場所はどこでも大丈夫ですか?
-
はい。ご自宅はもちろん、カフェなどどこでもお伺いします。また、事前におっしゃっていただければ、こちらで場所をご用意することもできます。ただし、会場にかかる費用のご負担はお願い致します。
- 高齢じゃなくても依頼できますか?
-
はい。スマホの事でお力になれることがあれば、どなたのご依頼もお引き受けさせていただきます。
- スマホ以外の相談もできますか?
-
はい。仏事のこと、人生相談、仏教の話しなど、私がお答えできることにはどんなことにもお答えさせていただきます。
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