【法話の背景】
こちらのリクエストは、過去、原因不明の闘病で苦しんでいた時の自分に向けてメッセージをくださいと言うものでした。病の苦しみには2つあります。一つは肉体的な苦しみ、もう一つは心の苦しみです。そのどちらが大きいかといえば、心の苦しみです。そして、お釈迦は心の苦しみを取り除き、心をコントロールできれば、身体の苦しみにも対処できることを教えてくれています。心のコントロール方法はたくさんありますが、短い法話の中でお伝えしているのは、大切な一つです。
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今、闘病中のあなたへ
あなたの本当の苦しみ、一番の苦しみは、身体の痛みや苦しみではないはずです。一番の苦しみは、いつ終わるのかわからないこの状態、この苦しみに出口が見えないという事でしょう。
きっとあなたは、この苦しみの終わる日が分かっていれば、どんな苦しみにも耐えられるはずです。でも、この苦しみがいつ終わるのかわからないから、不安になり、恐怖心に襲われ、心の苦しみが身体の苦しみまでも大きくします。
つまり、心の苦しみが、あなたの身体の苦しみを益々強めているのです。
心の苦しみが取り除かれるとき、身体の苦しみもまた軽くなっていきます。
では、どうすれば心の苦しみを取り除くことができるのでしょうか。それは、「信じる」ということです。
あなたはこの世に苦しむために生まれたのではありません。幸せになるために生まれたのです。この、仏様のいる国に生まれたのですから、あなたはきっと幸せになるのです。
「大丈夫、自分はきっと幸せになれる」
と信じてみてください。
あなたの信念は身体の痛み苦しみから身を護る鎧です。
あなたがあなたの人生を信頼するとき、身体の苦しみはどんどん軽くなっていきます。
大丈夫、あなたの人生は幸せになるためにあるのですから。
どうぞ信じてください。
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